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死産の赤ちゃん200万人 新型コロナでさらに増えるおそれ

2020年10月9日 お知らせ

【2020年10月8日  ニューヨーク/ジュネーブ発】

ユニセフ(国連児童基金)、世界保健機関(WHO)、世界銀行グループ、国連経済社会局人口部が共同で発表した初の死産推計によると、毎年約200万人(16秒に1人)の赤ちゃんが死産となっています。

© UNICEF/UNI326749/Frank Dejongh

死産の赤ちゃん200万人

新しい報告書「顧みられない悲劇:世界における死産」(原題:A Neglected Tragedy: The Global Burden of Stillbirths)によると、死産の大部分(84パーセント)は低所得国と低中所得国で起きています。2019年には、4件に3件の死産がサハラ以南のアフリカまたは南アジアで起きました。なお、報告書では、妊娠28週以降に死亡した胎児を出産することを死産と定義しています。(報告書P75・76:日本における2019年の死産率は1.5パーセント、死産数は1,407人)

「出産時や妊娠中に子どもを失うことは、家族にとって非常に大きな悲劇であり、世界中で静かに、しかしあまりにも頻繁に繰り返されています」と、ユニセフ事務局長のヘンリエッタ・フォアは述べました。「16秒に1人、母親が死産という言葉では言い表せない悲劇に見舞われています。命を失うだけでなく、女性や家族、社会にとっての心理的、経済的な影響は深刻で長期に及びます。死産で子どもを亡くした母親たちの多くは、このような経験をする必要はありませんでした。死産の大部分は、質の高いモニタリング、適切な出産前ケア、熟練した助産師がいれば防げたはずです

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