ウクライナ危機 これ以上の子どもの犠牲、回避を 安保理でユニセフ事務局次長が訴え
2022年5月20日
お知らせ
2022年5月12日ニューヨーク発
「ウクライナの平和と安全の維持に関する国連安全保障理事会」において、ユニセフ(国連児童基金)事務局次長のオマール・アブディが発言した内容を抜粋してお知らせします。
子どもの教育への深刻な影響
ユニセフが前回、安保理にウクライナの状況を報告してから、ちょうど1カ月が経ちました。日が経つにつれ、この紛争の恐怖にさらされている同国の子どもは増えています。この1カ月間だけで、国連は100人近い子どもが命を落としたことを確認しましたが、実際の死者数はさらに多いと考えられます。負傷した子ども、重大な権利侵害を経験した子どもはさらに多く、また、何百万人もの子どもたちが避難を余儀なくされています。学校は、未だに攻撃を受けたり、軍事目的に使用されたり、水と衛生のインフラが被害を受けたりしています。ウクライナの紛争は、他の戦争と同様に、子どもの保護と権利の危機になっています。