新型コロナウイルス 年末までに5億本の注射器を備蓄へ
2020年10月20日
お知らせ
世界が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンを待ちわびる中、
ユニセフ(国連児童基金)は、注射器やその他の必要な機器を調達し、
事前に配置することにより、完成したワクチンを迅速、
安全かつ効率的に届けるための準備を始めています。
年末までに5億本の注射器を備蓄へ
COVID-19ワクチンの試験が終わり、承認され投与が推奨されるようになれば、
世界はワクチンの投与回数と同程度の数の注射器を必要とすることになります。
その準備のために、ユニセフは、2021年中に10億本の注射器を備蓄する計画の一環として、
今年5億2,000万本の注射器を倉庫に備蓄し、
COVID-19ワクチンより前に各国に注射器が届いているよう支援する予定です。
2021年の間にCOVID-19ワクチンの十分な投与量が確保できると仮定して、
ユニセフは、はしかや腸チフスなど他の疾患への予防接種プログラムのために
購入する6億2,000万本の注射器に加え、COVID-19の予防接種の取り組みを
支援するために10億本以上の注射器を納入する計画です。
「世界でのCOVID-19ワクチンの接種は、人類史上最大規模で行われる事業の一つとなるでしょう。
ワクチンが製造されるまでの間、迅速に行動しなければなりません。
ワクチンが供給可能となってから速やかに投与を実行するためには、
今速やかに行動する必要があります。ユニセフは、
本年末までに5億本以上の注射器を迅速かつ費用対効果の高い方法で配備できるよう準備しています。これは、世界を1周半できる量の注射器です」とユニセフ事務局長のヘンリエッタ・フォアは述べました。