新型コロナウイルス 貧困層の子ども8,600万人増加のおそれ
2020年5月28日
お知らせ
【2020年5月28日 ニューヨーク発】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが経済に及ぼした影響により、2020年末までに貧困下の子どもが15%増加し、最大8,600万人の子どもが新たに貧困に追い込まれる恐れがあるとする新しい分析結果を、ユニセフ(国連児童基金)とセーブ・ザ・チルドレンは本日発表しました.
世界中の家庭を巻き込む社会経済危機
分析では、感染拡大のもたらした経済的苦難から家庭を守るための取り組みが迅速に行われなければ、低中所得国においてその国の貧困ライン以下で暮らす子どもの総数は、年末までに6億7,200万人に達するおそれがあることを強調しています。この子どもたちの約3分の2がサハラ以南のアフリカと南アジアに暮らしています。