【北海道ユニセフ協会からのお知らせ~活動予定と情報提供~】

【続】ハイチ地震緊急募金

ハイチ地震緊急・復興支援募金 第18報

身寄りの無い子どもの発見と保護、家族の発見に全力を尽すユニセフ


【2010年1月29日 ハイチ・ポルトープランス発】

ロドリゲスくんは、涙を拭いて話し続けました。1月12日の大地震で両親を亡くしたハイチの12歳の男の子は、勇気をふりしぼって、その時の様子を話しています。

ロドリゲスくんは、ユニセフのスタッフに、自分がどうやって生き延びたのか、そして、一人でどうやってこの児童養護施設に辿り着いたのかを話してくれました。

「友だち2人と外で一緒にサッカーをしていたんだ。」「その時、地震の音が聞こえてきて、地面が揺れたんだ。家に走って戻ったけど、家は崩れ落ちていて、お父さんもお母さんも死んでいたんだ。」

 
心と身体のケア
20100201haichi1.jpg© UNICEF Video
ユニセフは、1月12日の地震で孤児となったり、家族と離れ離れになった子どもたちを発見し登録するための調査を、首都ポルトープランスにある60以上の児童養護施設で行った。

ユニセフは、首都ポルトープランスにある60以上の児童養護施設で、子どもたちの実態調査を実施しました。専門スタッフが、各施設を回り、震災で孤児となったり、家族と離れ離れになったロドリゲスくんのような子どもたちを見つけ、登録する作業を進めています。

こうした子どもたちを養子として迎えたいという意思表示をされている方が大勢いらっしゃいますが、ロドリゲスくんのような孤児となった子どもたちには、今彼らがいる場所で、身体的な、そして精神的な支援が提供されることが必要です。

ユニセフがこれまで世界各地の自然災害や武力紛争などの現場で培って来た経験は、こうした支援が、子どもたちを家族や親類縁者などと再会させるための活動の一環として提供されることが最善であることを示しています。

 
「養子縁組は最後の手段」
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© UNICEF Video
ポルトープランスにある児童養護施設で、ユニセフのスタッフに、震災で両親を失った自らの体験を話しているロドリゲスくん(12歳)。彼は、消息がわからない3人の姉との再会を信じている。

ロドリゲスくんには、3人の姉がいました。お姉さんたちの消息はまだつかめていませんが、ロドリゲスちゃんは、お姉さんたちはみんな生きていると信じています。彼女たちとの再会を望んでいます。ユニセフは、他の支援団体と力を合わせ、ロドリゲスちゃんや同じような境遇にある子どもたちを支援するために、肉親だけでなく、親類縁者の捜索にも全力を挙げています。

「子どもたちの肉親や親類縁者の発見に、全力で取り組んでいます。」ユニセフ米州及びカリブ海諸国地域事務所のキャロライン・ベイカー子どもの保護担当官は話します。

「こうした子どもたちのために、あらゆる方法が考えられなければなりません。国内・海外を問わず、養子縁組という選択肢は最後の手段です。」と、ベイカー子どもの保護担当官は付け加えます。

再会を果たしたシンディちゃん
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© UNICEF Video
首都ポルトープランスで一緒に暮らしていた親戚と離れ離れになりながら、故郷の自宅で両親と再会したシンディちゃん(11歳)。

こうした大混乱の中、子どもたちと家族の再会は、不可能に近いことと思われがちです。しかし、実際に再会を果たした例もあるのです。

シンディちゃん(11歳)は、学校に通うために、農村部にある自宅を離れて、首都ポルトープランスにある伯父さんと伯母さんの家で暮らしていました。地震が起きたとき、シンディちゃんは伯父さんたちとは一緒にいませんでした。怪我を負って一人きりになったシンディちゃんは、自力で病院にたどり着きました。

地震の翌日、シンディちゃんの両親は、シンディちゃんを捜しに急いでポルトープランスに向かいました。「シンディを見つけられなくて、錯乱状態になりました。どうしたらいいのか分かりませんでした。」シンディちゃんのお父さんは、こう話しました。

シンディちゃんがたどり着いた病院は、ユニセフに連絡を取りました。ユニセフはシンディちゃんの伯父さんと両親を捜し出し、家族は再会を果たしたのです。

悲劇の中の喜び

シンディちゃんは安堵感に包まれました。「ユニセフの人が、伯父さんを捜し出してくれて、私をお父さんやお母さんと再会させてくれたんです。」シンディちゃんはその時のことを思い出し、こう話しました。「お父さんやお母さんと抱き合いました。再会できてとても嬉しかったです。お父さんやお母さんも、私と再会できて、とても喜んでいました。」

1月12日以降ハイチを襲った悲劇の中で、肉親や家族との再会の喜びは、多くのハイチの子どもたちにトラウマ(精神的外傷)を克服する一助となっています。ユニセフは、一人でも多くの子どもたちが、シンディちゃんのようになれるよう、全力で活動を続けています。

【続】ハイチ地震緊急募金

ハイチ地震緊急募金 第14報
現地のボランティアの人々と共に子どもたちを守る

【2010年1月25日 ハイチ・ポルトープランス発】

© UNICEF/NYHQ2010-0090/Smeets
安全な場所を必要とする子どもたちの数を調査するために、ポルトープランス・ペチョンビル地区の公園に暮らす被災者を訪れるユニセフの職員。

25日、カナダ・モントリオールに国連と15ヵ国の代表者たちが集まり、今回の地震によって打撃を受けたハイチの状況を、震災前よりもよいものにするための長期的な再建・復興支援について話し合いました。

同時に、ユニセフは現地のパートナーと共に、子どもたちの命を助け、保護を進めるための活動を続けています。

今日までに、被災者の支援に欠かせない支援物資を載せた8機の貨物機が、ハイチと隣国ドミニカ共和国に到着。しかし、緊急支援活動と長期的な復興支援の両方を順調に実施することは、ハイチが直面している「二重の災害」の中で困難なものとなっています。震災の被害に加え、それ以前から直面している極度の貧困と、その他の国の発展を妨げる社会的状況が、現在非常に悪化しているのです。

そのような状況においても、子どもたちの安全を確保することが、ユニセフの最優先事項です。子どもたちを保護し、食事を与え、安全な環境で守るための支援が必要なのです。

水、栄養、子どもの保護
© UNICEF/NYHQ2010-0092/Smeets
ポルトープランスのペチョンビル地区にある児童養護施設で食糧の配給を受ける子どもたち。

例えば、水を媒介とする病気の流行は、特に幼い子どもたちにとって命にかかわる問題です。これを防ぐために、ユニセフは、週末にかけて首都ポルトープランスの115の支援拠点にて、およそ20万人の人々を対象として安全な飲料水を供給しました。ハイチでの支援活動において、ユニセフは水と衛生の分野で主導的な役割を果たしています。

また、WHO(世界保健機関)と共に、子どもの栄養に関する支援に取り組んでおり、乳児と幼い子どもたちに適した特別な食事を提供しています。

ユニセフは、ハイチの子どもたちを虐待と搾取から守るための努力を続けています。この問題は、ハイチが地震に襲われてから約2週間にわたって注目を集めていますが、ユニセフは、主に震災で保護者を亡くしたり、家族と離れ離れになった子どもたちのために、子どもたちに優しい安全な空間を設置する活動を実施しています。

市民ボランティア

今回のハイチ地震被災地や世界中でユニセフが効率的に支援活動を展開することができるのは、コミュニティを基盤とした地元の組織と協力して活動しているからです。

ハイチでも、こうした地元のグループのひとつ、市民ボランティア局(BIC)は、震災後、首都ポルトープランスのペチョンビル地区の住民を支援するための活動を始めました。この市民ボランティア局は、地元の女性とその夫が中心となって、この地区に多くある公園のひとつ、ボワイエ広場のすぐそばにある大きな民家を基盤として活動をすすめています。

この夫婦や彼らの娘さんたちは、隣人と一緒になって、ボワイエ広場や地元の公園での暮らしを余儀なくされている被災者たちを支援するために活動しています。

信頼の確立
© UNICEF/NYHQ2010-0088
ハイチの首都ポルトープランスの中心部、ループリンシパルの様子。地震による被害が甚大なことが分かる。

「私たちに助けること以外何ができるでしょうか?」市民ボランティア局を統率しているマーガライト・アルセンさんはこう話します。「私達は、この地域で暮らしています。ここに住む人々を知っていますし、皆も私たちのことを知っています。公園での暮らしを余儀なくされている人々は、一番ひどい生活を送っています。また、多くの子どもたちが適切なケアを必要としています。」

ユニセフの子どもの保護専門家は、市民ボランティア局と協力して、公園で暮らし、支援を求めている子どもとその家族の正確な数を調べています。

「毎日多くの子どもとその家族がやってきます。」この地域のボランティアであるマリア・ガルメンディアさんは、このように話します。「この大災害の中、子どもたちに影響を及ぼす多くの問題に対処しなければなりません。市民ボランティア局などのパートナーと協力して信頼を確立することによって、より効率的な活動をすることができるのです。」

子どもたちのための安全な空間
© UNICEF/NYHQ2010-0091/Smeets
オルシンちゃん(7歳)は震災で孤児となった。

人で溢れるボワイヤ広場で懸念される深刻な保健と衛生の問題に対処することに加え、ユニセフは、市民ボランティア局と共に、ボワイエ広場やペチョンビル地区周辺の公園で暮らしている、保護者と離れ離れになった子どもと保護者のいない子どもたちのために、安全な空間を設置する準備を整えています。

安全な空間を設置することによって、ユニセフとパートナーは行き場のない子どもたちを保護することができます。被災した子どもたちは、このセンターで食糧や飲料水、医薬品を提供されるだけでなく、臨時の学校として、また遊び場としても機能するこの安全な空間で、緊急事態によって生じた心理的なストレスを緩和することもできるのです。

人口の半数近くが18歳未満であるハイチでは、こうした子どもの保護は大変重要です。

今週までに、ユニセフはパートナーと共に、子どもの保護のためのセンターを設立し、保護者とはぐれてしまった900人の子どもたちを迎えています。この施設では、家族を探し、子どもたちと再会させる活動のほかにも、栄養面と心理社会的な支援、医療支援も行っています。ポルトープランスとその周辺にある子どもに優しい空間の数は、危険にさらされている20万人もの子どもたちのために、着実に増加するものと見られています。

ハイチ地震緊急募金 第13報
病院での治療を求めて国境を越える子どもたち

【2010年1月21日 ドミニカ共和国発】

© US Fund for UNICEF/2010/Alleyne
ドミニカ共和国首都、サントドミンゴにあるダリオ・コントレラス病院の特別病棟で、被災して怪我をしたハイチの子どものそばに立つ看護師。

ハイチを襲った地震から9日。ユニセフは支援を必要としている子どもとその家族に、救援物資の支援を続けています。これまで、貨物機数機分の支援物資が、ハイチと隣国のドミニカ共和国に到着しました。さらに追加の支援物資を乗せた貨物機6機が今週末までに到着する予定です。その間にも、倒壊によって負傷し、精神的にも苦しんでいる多くの子どもたちを含む被災者たちが、ハイチの首都ポルトープランスではすぐに利用できない病院での治療を求めて、国境を越えて隣国のドミニカ共和国へ渡っています。

国境付近にあるドミニカ共和国の病院、特にジマニ町にある国立病院は、この多大な需要に応えるために全力で対処しています。しかし、保健省が周辺地区から追加の医療スタッフを配置してもなお、日に日に高まる需要に病院側が全く対応しきれていない状況です。

子どもたちのための特別病棟
© UNICEF video
ハイチとの国境のすぐ近くのジマニにある病院の医療スタッフ。負傷者のための医薬品を準備している。

ドミニカ共和国政府は、こうした需要に応えるために、首都サントドミンゴにあるダリオ・コントレラス病院に、震災の最も幼い犠牲者である子どもたちのための特別病棟を設置しました。

交通量の多い幹線道路のすぐ近くに位置するこのダリオ・コントレラス病院は、トラウマ(精神的外傷)のケアを専門としています。重傷を負った子どもたちは、国境地点からこの病院に運ばれます。

「これまでに、47人の子どもたちがこの病院で治療を受けました。」ヘクター・ケサダ医師は話します。「生後1ヵ月から14歳までの子どもがいます。子どもたちは、挫傷、頭蓋骨損傷、骨折などの治療を受けています。」

ダリオ・コントレラス病院での治療は、子どもたちにとって回復へ向けた最初のステップです。子どもの保護プログラムにおける一環として、ユニセフは、パートナーと共に、子どもたちが退院する際にも、安全な空間を用意するべく活動しています。

治療と情報
© US Fund for UNICEF/2010/Alleyne
ダリオ・コントレラス病院のヘクター・ケサダ医師。

病院の廊下では、病院のスタッフとボランティアの人々が慌しく動きまわり、愛する子どもの情報を探し求める家族であふれています。大きなお祈りの声と励ましの声が、子どもたちの泣き声と共に響いています。

イマニュエルさんはドミニカ共和国に暮らしていますが、彼の家族はハイチの被災地に住んでいました。イマニュエルさんは、話を聞いて助けてくれる人を求めて部屋から部屋へ歩いて回っていました。「息子について何も情報がありません。サントドミンゴにある全ての病院に行きました。お願いです。息子の名前はマキシモです。息子を探す手助けをしてください。」

これから数日から数週間先には、もっと多くのハイチの被災者たちが病院での治療と情報を求めてダリオ・コントレラス病院にやってくるとケサダ医師は推測しています。この体制を維持し、物流面のニーズに追いつくためには支援が必要だと訴えました。

母親として
© US Fund for UNICEF/2010/Alleyne
ダリオ・コントレラス病院の特別病棟で眠る負傷したハイチの子ども。ドミニカ共和国の女性たちが、母親と離れ離れになった赤ちゃんに母乳を与えている。

現在、病院にいる赤ちゃんは、ドミニカ共和国の女性たちによって十分な食事を与えられています。

「多くの赤ちゃんが親とはぐれて病院にやってきました。赤ちゃんは、生きるために母親の母乳が必要です。現在のところ、ドミニカ共和国の母親たちがこうした赤ちゃんに母乳を与えています。これは、母親として子どもたちを思う気持ちから行われているものです。」(ケサダ医師)

ユニセフは現在ハイチにて、子どもの健康を守るための支援で主導的役割を果たし、被災したコミュニティに、一日20万リットルを、病院に12万リットルの飲料水を提供しています。安全な水の供給は、水を媒介とする病気の流行といった2次災害を回避し、子どもたちを守るために必要不可欠な支援です。

数千人に上るハイチの子どもたちが重度の急性栄養不良に陥る危険性にさらされています。これを防ぐために、高たんぱく食品やすぐに食べられる栄養補助食品を配布する準備が整っており、追加の支援物資も間もなく到着する予定です。

ユニセフは、ハイチ政府、ドミニカ共和国政府と共に、医学的な治療を求める被災した子どもたちとその家族に応えるための活動を続けます。また、震災が与えた心理的影響に対処するケアも行っています。恐ろしい震災に見舞われた子どもたちが再び健康で安心した生活を送るための支援は、ユニセフの最優先事項です。

【続】ハイチ地震緊急募金

ハイチ地震緊急募金 第11報
二つの大きな障害の克服に全力をあげるユニセフ

【2010年1月20日 ニユーヨーク発】

20日未明、ハイチは大きな余震に見舞われ、1月12日に起きた地震の影響を受けた子どもとその家族は、さらなるストレスを受けています。支援活動は引き続き行われています。

地震発生から2週間目に入った被災地では、死傷者数が恐ろしいほどの数に上っていますが、それを超えるほどの深刻な被害状況も明らかになってきています。数万人のハイチの人々の生活が破壊されました。支援活動を遂行するためにも必要な社会インフラが機能していません。

ユニセフが現在直面している二つの大きな障害。それは、支援物資のハイチ国内への搬入と被災地への輸送を妨げている状況と、被災者全員に必要な支援を均等に提供するために、現地で活動している様々な人道支援団体の活動を調整することです。

 
〔飲料水の配布〕
haichi_100121_02_03.jpg© UNICEF/NYHQ2010-0047
ポルトープランスにある食糧配布センターの子どもたち。最も幼い子どもたちが、最も弱い立場にあるので、ユニセフは、2歳未満の子どもたちの栄養面の支援を行っています。
 

ユニセフは、他の人道支援団体と力を合わせ、物流面の障害を克服するために全力をあげています。被災者への安全な飲料水、食糧、衛生キット、その他の人々の命を守る支援物資の分配は、最も被害の激しかった場所の一つ、首都ポルトープランスで大きく改善されました。

「ポルトープランス全域を網羅して支援活動を行うために全力をあげています。」ユニセフの水と衛生分野の専門家ジュリアン・アチャデはこう話します。「児童養護施設、保健センターなどの施設に支援を届けることはユニセフの最優先事項です。そして、もちろん、大きな避難場所となっているところも重要です。すでに72箇所の飲料水の給水拠点を設置しました。」

最も幼い子どもたちが最も弱い立場に立たされています。ユニセフは2歳未満の子どもたちへの栄養面の支援も手配しています。栄養不良の子どもたちの治療用補助食も提供される予定です。

 
〔保護者のいない子どもたち〕
haichi_100121_02_02.jpg© UNICEF/NYHQ2010-0046

ポルトープランスにあるマーシー修道院が運営している食糧配布センターで。預けた子どもたちへの面会に通っていた多くの親が、震災後顔を見せていません。彼らの多くが、震災で命を失ったとみられています。

 

ユニセフはまた、家族を失った子どもや孤児、家族と離れ離れになった子どもたちへの支援にも力を入れています。5歳未満の全ての子どもたちを一時的に保護するための「安全な空間」と呼ばれるスペースを、今週末までに設置できるよう準備を進めています。既に数箇所の候補地が確認され、約1,000人の子どもたちが一時的に保護される予定です。

家族と離れ離れになった子どもたちの発見と登録作業も始まっています。子どもたちが、家族や親戚などに再会することは極めて重要です。こうした子どもたちを保護する既存の設備は、限界に達しています。

「子どもたちのための食糧、医療品、おむつ等の物資を手に入れることも困難です。」ポルトープランスにある児童養護施設のイーディス・サロメさんは話します。「ここはすこし窮屈です。震災前は大きな施設でしたから。でもその施設が崩壊して、今は小さな二つの部屋で生活しています。」

〔追加の支援物資〕

ユニセフは、空路と陸路を使い、支援物資の運送を続けています。今日、90トンの緊急支援物資が、隣国ドミニカ共和国の首都サント・ドミンゴに向けて、デンマークのビルン空港を出発しました。サント・ドミンゴに届いた支援物資は、新しくできた「人道回廊」と呼ばれる支援物資輸送用の道路を通ってハイチに運ばれます。

また、今日、緊急支援用仮設給水タンクと浄水剤5.5トンを乗せた貨物機が、英国からドミニカ共和国に向けて飛び立ちました。追加の支援物資を載せた貨物機も、今週中に出発が予定されています。

現地時間12日夕方、ハイチを襲った大地震。

ユニセフでは、医療品や調理用具など支援物資を被災地に輸送しています。

 

(財)日本ユニセフ協会では、14日(木)より緊急募金を開始いたしました。

皆さまのご理解ご協力をどうぞよろしくお願いします。

 

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ハイチの子どもたちは、今回の震災発生前から非常に困難な状況に置かれていました。ハイチは、世界で最も貧しい国の一つで、国連開発計画の報告書では、179カ国中148番目に位置づけられています。長年にわたり、政情不安や自然災害にも悩まされてきました。定期的に収入が得られる仕事に就いているのは、国民の50人に一人に過ぎません。子どもたちは、家庭が貧しければ貧しいほど、保健や教育などの基本的な社会サービスの恩恵を受けられないという状況でした。数え切れないほどの子どもたちや女性たちが、栄養や水、教育、暴力などからの保護など、人として最低限必要なものさえ手に入れられない状況だったのです。

                            (財)日本ユニセフ協会HPより

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    ハイチ地震緊急募金

      郵便局(ゆうちょ銀行)
     振替口座:00190-5-31000
        口座名義:財団法人日本ユニセフ協会
   *通信欄に「ハイチ」と明記願います。
*送金手数料は免除されます。
               

なお、当緊急・復興支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合、現在行われている他の緊急・復興支援に活用させていただくことがありますので、ご了承願います。

 

お問い合わせは   0120-881052(土・日・祝を除く)

 

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 (財)日本ユニセフ協会北海道支部では、コープさっぽろなどの協力を頂いて、カレンダー募金を毎年行っております。ただ、カレンダーの提供が年々少なくなっており、苦慮しています。会社や個人宅で余っているカレンダーを募金として役立てませんか?
 お電話いただければ札幌及び周辺地区であれば取りに伺うことも可能です。よろしくお願いいたします。 

カレンダー募金の店舗・日程は次の通りです。

 1月3日(日)~4日(月) コープさっぽろソシア店 

                571-5141・札幌市南区川沿5-2-3

 1月4日(月)~5日(火) コープさっぽろ新はっさむ店 

                 694-5141 札幌市手稲区新発寒5-5-1-10

 1月6日(水)~7日(木) コープさっぽろ西岡店

                 822-2711 札幌市南区澄川6-4-1-1

1月11日(月)       コープさっぽろ平岡店

                 885-3539 札幌市清田区平岡公園東3-1-5

たくさんのみなさまのお越しをお待ちしています。

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