【北海道ユニセフ協会からのお知らせ~活動予定と情報提供~】

生まれてから24時間も生きられない子ども、年間約150万人

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(c) UNICEF/INDA2010-00607/Pirozzi

全ての子どもが5歳の誕生日を迎えられるように―これは、世界中の人々の願いです。
しかし、5歳の誕生日はおろか、わずか24時間も生きられない赤ちゃんが年間約150万人もいること、ご存知ですか?

お腹の中で大切に育ててきた赤ちゃんが生まれてすぐに命を落としてしまう、家族の悲しみは想像を絶します。この背景にあるのは、出産前後の劣悪な環境です。

外界への抵抗力をほとんど持たずに生まれてくる新生児。特に開発途上国では、母親のおなかにいる間に十分な栄養がとれなかったり、きれいな水がないなど不衛生な環境で生まれることが多く、低体温やちっ息、感染症などで命を落とすリスクが何倍にも高まります。

新生児の命を守るには、出産前後の継続的な支援が必要です。
このたび、小さな命が失われる原因、そして命を守るユニセフの取り組みについてご紹介する特集サイトをアップしました。ぜひ、アクセスいただき、みなさまのあたたかいお力添えをいただければ幸いです。

アドレス:http://www.unicef.or.jp/special/12sum/

アフリカ干ばつ緊急募金 第73報
チャド:緊急かつ長期的視野に立った支援

【2012年6月4日 チャド発】

© UNICEF video
チャド西部カネム地域のノコウ病院に入院している生後8ヵ月のエレタちゃんの体重はわずか2.6キロ。雨不足は、サヘル地域一帯に及ぶ。チャドは、母乳育児を実践する割合が世界で最も低い国のひとつ。

「上の子どもたちは、生まれて8ヵ月後には歩くことができましたが、エレタは違うんです」 エレタちゃんの母親のザイナボウ・ママタヤさんは、こう話しました。チャド西部カネム地域のノコウ病院に入院している生後8ヵ月のエレタちゃんの体重は、2.6キロしかありません(注:日本では、7~10kg程度)。

カネムは、アフリカのサヘル地帯を襲う食糧危機と栄養危機に苦しめられている地域のひとつです。雨不足と農作物の不作の影響で、チャドの人々の間に広まる深刻な栄養不良は、今年初めから、更に深刻化し続けています。

こうした状況に苦しめられているのは、エレタちゃんだけではありません。何千人もの子どもたちがエレタちゃんと同じような状況に置かれているのです。ユニセフは、(このままの状況が続けば)今年、チャドだけで、12万7,000人の子どもたちが重度の急性栄養不良に陥るものと見込んでいます。このため、ユニセフは、この地域の病院や保健センターへの支援を拡大。栄養不良の子どもたちのために治療用の支援物資を提供しています。

病院に入院してから2週間。エレタちゃんは回復に向かっていました。体重も500グラム増加。「今は、エレタにミルクを与えると、普通に飲んでくれます。体重も増えましたし、回復していることがよく分かります。もうかつての(深刻な)状況は脱しました」(ママタヤさん)

子どもたちを守る母乳育児

© UNICEF video
チャドの母親たちに母乳育児の恩恵について説明する地域の保健推進員。

ユニセフは、栄養不良の根本原因に対処するため、予防策の普及にも力を注いでいます。「チャドの人々は、(普段から)バランスの良い食事を取っていません。主に食べているのはシリアル(穀類)です。(多くの)お母さん方は、完全母乳育児という発想はないと思います・・・」ユニセフ・チャド事務所のロジャー・ドディノウ栄養担当官はこう話します。

チャドは、母乳育児が実践される割合が世界で最も低い国の一つで、その割合は100人中わずか3人。一方、5歳未満の子どもの死亡数のおよそ13パーセントは、母乳育児の実践で予防することができるとされています。また、チャドの多くの子どもたちが、下痢性疾患や他の病気を引き起こす原因にもなり得る不衛生な水を利用せざるを得ない状況に置かれています。

「出産直後、生まれた子どもには、(母乳ではなく)水や、少量のキビ(雑穀)を煮込み、油を足した白湯を与え始めました」「これが祖母から続く伝統的な方法でしたから。本当に、理由なんて分かりません」ママタヤさんは、こう語ります。

健やかな成長のために

ユニセフは、パートナー団体の国際NGOと密接に協力して、各地の農村で、母乳育児の普及のため、その恩恵について村人たちが話し合える場づくりの支援もしています。村人自身が進行役を務めるこうした集会では、母乳育児を実践している母親たちが、自らの経験を、他の女性たちに伝えています。

「(確立された)理論があるならば、それは、実践されなければなりません」 この村の中で行われている様々な保健分野の活動をまとめているアチャタ・マハット・セレーさんはこう話します。

「村人が持つ信念や伝統的な慣習を変えるには、時間がかかります。そうした問題を解決するためには、村人の生活を改善させるための計画に基づいた活動が必要です。そうした活動の第一段階は、村人自身が必要な技術を向上させられるようにすること。そして、村人が、自らの食生活(食事内容)を改善できるよう、社会的な体制を整えることが求められます」(ディノウ栄養担当官)

チャドをはじめとするサヘル地域を襲っている栄養不良危機には、いくつかの根本原因があります。また、子どもたちの間に広がる栄養不良を削減する方法も数多くあります。現在、食糧危機に直面している中で、目の前の子どもたちの命を救うことが最優先事項であることは言うまでもありません。しかし、社会開発を視野に入れた長期的戦略も不可欠です。そうした戦略が、これから先、長期にわたって、子どもたちの命を守り続けられる環境をつくることに繋がるのです。

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◇ 募金のお願い ◇

 公益財団法人 日本ユニセフ協会では、ソマリアとその周辺国を含む「アフリカの角」地域と、アフリカ中・西部に位置するサヘル地域の子どもに対してユニセフが行う緊急援助を支援する『アフリカ干ばつ緊急募金』の受付を行っています。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。


アフリカ干ばつ緊急募金
郵便局(ゆうちょ銀行)
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「アフリカ干ばつ」と明記願います。
*送金手数料は免除されます。
クレジットカードで募金
インターネットバンキング
コンビニエンスストアから募金する
*当協会への募金は寄付金控除の対象となります。

なお、当緊急・復興支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合、現在行われている他の緊急・復興支援に活用させていただくことがありますので、ご了承願います。

2012年6月24日の日曜日に恒例のラブウォークを開催します。場所はおなじみの中島公園。

受付 9:30    

開始 10:00 

終了:12:00予定

会場:札幌中島公園 児童館前(地下鉄南北線中島公園3番出口近く)  Scan0012.jpg

今年のテーマは「栄養不良から・子どもたちを守ろう」

私たちがウォーキングなどで快い汗をかく、それがユニセフを通じて世界の子どもたちの支援になるという仕組みがユニセフ・ラブウォークです。

参加費300円(1名)のうち200円がユニセフ募金となり、世界の子どもたちの支援のために役立てられます!!

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写真は昨年のラブウォークの様子!多くの参加者が中島公園で汗をかきました♪

 

 

会場では、写真展などの他、豪華景品が当たる抽選会も行います!

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じっくりと今回の企画を考えるラブウォーク実行委員会の皆さんの様子!!

 

初夏の新緑を満喫しに、健康増進のウォーキングの切っ掛けに、心地良い一時を是非ご一緒しましょう(^-^)

札幌国際大学の清麗祭にてユニセフオリジナルグッツの頒布&パネル展が行われます!!

日時:6月23日(土)〜24日(日)

場所:札幌国際大学(札幌市清田区清田4条1丁目4番1号)

 

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 担当の先生と一緒に学生さんも2人やってきました。

 可愛らしいぬいぐるみやカードを見たり、

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ユニセフの東日本大震災復興支援をお知らせするパネルを選んでいます。

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16.17日に文連祭でユニセフーコーナーを設けるため、資料を受け取りに来た札幌大学ユニセフネットワーククラブのY君と情報交換をしています。

 

製品の約50%がユニセフの活動資金となります。

学校にお越しの際はぜひお立ち寄りください。

札大Uネットよりお知らせ♪

札大Uネットのみなさんより、学校祭「第37回文連祭」のお知らせです!

 6/16㈯と6/17㈰の2日間の学校祭で、ユニセフコーナーを開催します!

*時刻

6/16㈯は10:00~18:00まで

6 17㈰は10:00~15:00まで

*会場

札幌大学(〒062-8520 札幌市豊平区西岡3条7丁目3-1) 1109教室

テーマ:「栄養」

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学校祭に向けて、ユニセフグッツを取りに来た、札大Uネットの学生さん!!

 

昨年起こった東日本大震災でたくさんの命が失われ、私たち日本人も命の尊さを考えさせられることになりました。

世界の尊い幼い命が亡くなっている多くの原因となっている栄養不良を伝えることで、ユニセフの活動を広く知ってもらいたいと思いました。

と語ってくれました!

ぜひ皆さん立ち寄ってくださいね(^ー^)

 

 

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