この音楽祭には毎回北海道支部を呼んでいただき、会場でユニセフグッズ販売のコーナーを設置させていただいています。写真は春の公演風景も含めて掲載しました。 【2006年春 第14回】

【2006年秋 第15回】

◆2006/03月 |
ラオススタディーツアー現地視察報告 「 トラフィッキング(人身売買) 」編 |
■トラフィッキング(人身売買)について
左記の写真は「 友好橋のトラフィッキング広告版」で、 2005 年 3 月より国境近くや主な幹線道路沿いに設置されました。これを含め 5 種類の看板があり、それぞれ 2 ~3か月おきに循環させています。看板を見て、目だっていい・ トラフィッキングについてよくわかる様になったなどと評価されています。 この広告版は、労働福祉省とユニセフが協同して作成、設置しています。 ユニセフでは子どもや若者が守られ、安心して生活できる環境を作るために活動し、反トラフィッキングの事件の起訴や法制度の強化、若者への予防策などの取り組みを支援しています。
看板内容 ① よく考えれば大丈夫。人身売買の被害者にならないで!! 私は騙されました...。いい仕事に就けると思っていました。 でも、ほとんど休む間もなく、一日中つらい仕事をしなければならないのです。 女性と子どもの人身売買は違法です!!
■船着場で活動視察
不法入国とトラフィッキングの違い 不法入国・・・自分の意思で不法に入国すること。始めは正式に働きに行くがビザが切れてもそのまま働くケースも多い。タイ側で見つかると、罰金が科せられたり、刑務所に入れられることがある(ドラックなど)。 トラフィッキング・・・だまされて他国につれて行かれ 強制労働などさせられること。(人身売買) |
◆2006/03月 |
ラオススタディーツアー現地視察報告 ラオス「HIV/エイズ」編 |
HIV/エイズを未然に防ぐために、人口の1%以上の感染に及ぶと危険とされる目安があります。ラオスは未だ 1%未満の結果でしたが、感染の発生率は実際にはもっと高くなると思われます。その裏づけは隣国であるタイ、ミャンマー、カンボジア等ではHIV/エイズ感染者が1%を超えている現状があるからです。またトラフィッキングの被害者はHIV/エイズの被害にもつながっており2000年以降感染者は2倍にも増えています。これからも患者が増えることは必至であり、今こそ対策が急がれています。
★セッタテラット病院を視察 午前は薬の飲み方のアドバイスを受けたり、患者同士が互いに経験を話し合うことによって極度の不安を和らげ励ましあい互いを助けます。 午後は僧侶から心のケアを受けメータータン(仏教で思いやり)の心を育てます。また病気の不安を少しでも解消されるよう瞑想して心の落ち着きを戻させます。 入院室は今年の 1月11日にオープンしたばかりです。病室はがらんとしてベットが2~3台あるのみです。器材は何時揃うかも分からず、入院室としての機能を果たしていませんでした。(写真左)
★衣類工場にて「HIV/AIDS」の活動視察
ここでは 16歳以上の女性が働いていますが、自己申告のため16歳以下の少女も含まれている可能性はあるようです。夜遊びなどでHIV/エイズの感染の可能性が高くなるため、生活習慣を整えるためにも寮生活を基本としています。約半年ぐらいすると、より良い収入を求めて転職していきます。 この縫製工場でのユニセフの役割は、 HIV/エイズ感染予防プロジェクトとして、ラオス政府の労働福祉省とラオス貿易連盟へ働きかけ、少女たちへのワークショップ開催促進とファシリテーター養成を進めています。ファシリテーターの交通費や日当の支給もユニセフの支援によるものです。 カリキュラムは①どのような状況の人と性交渉を持つと感染するか②体のどこから出る体液が HIV感染に関係するのか③HIVに感染したとき、どのように体から出てゆくのかなどの問題を絵を使うことで、少女たちにわかりやすく、様々なパターンを検証していました。少女たちが工場を出て次の職を見つけるまでに年2~3回は行われています。
★HIVと生きる自助救済グループ視察
感染者対策(治療・健康保持・差別解消等)で無視できない大きな問題が「経済的な問題」です。経済的自立なくしては、薬も買えず療・健康保持もできません。訪問した縫製グループは、2005年11月にメンバー2人で始められ、現在7家族が参加する小さなグループでした。ユニセフと NGOメータータン(仏教用語で思いやり)プロジェクトの援助で2台の中古工業用ミシンと3台の中古家庭用足踏みミシンが置かれ、メンバーが熱心に縫製作業をしていました。工業用ミシンが足りないため技術的に未熟な部分もありますが、お祭りの市で売るなどして収入を得る喜びと、この会を広げて他の人たちも助けられるようになりたいと話してくれました。壁には出来上がった作品が飾られ(写真右)、HIVと共に生きる姿に強さを感じました。 |
◆2006/03月 |
ラオススタディーツアー現地視察報告 ラオス「子ども保護」編 |
タイに労働を求める子どもが5万人以上(メコン川を渡って簡単にタイに行き来するため、正確な数字は不明とされている)と推定されます。 子ども保護には、ストリートチルドレンの子ども、そして国の発展と共に、子どもトラフィッキング(人身売買)、HIV/エイズ、といった新しい問題が浮上してきています。
■ストリートチルドレンについて 貧困の為ストリートチルドレンの子どもも多く、保護施設では1日に40人の子どもが保護されることもめずらしくありません。 子どもたちの これらの原因の一つは貧困のためでもあります。
★保護施設プアンミット・ファミリーセンターを視察しました。 ここでのユニセフの活動は、労働福祉省とストリートチルドレンのために活動する団体「フレンズインターナショナルプロジェクト」をサポートしています。 | |
◆2006/03月
ラオススタディーツアー現地視察報告 「教育」編
ラオスの教育制度は5・3・3制です。6歳から5年間の初等教育は義務教育になっていますが、教科書は今年から各自で購入(3冊24000キープ=約240円)しなければならなくなりました。購入できない家庭は古い教科書を使っています。
全ての小学校で5年生までの学級があるのは41%です。小学校の就学率は上がってきてはいますが約14万2千人以上の子どもが今も教育が受けられない状態にあります。中でも少数民族の女の子は不利な状態に置かれています。
教員の給与が著しく低いため兼業せざるをえない教員も多く、教師たちの育成も十分でありません。
ユニセフの支援プロジェクト「子どもにやさしい学校」では、生徒にとって学校に通いたい、楽しい、と思える学校づくりを行い、子どもの就学率を上げ教育の質を上げる取り組みが行われている学校を訪問しました。
■「子どもに優しい学校」小学校訪問
ビエンチャン市内にあるポーンホーン郡の学校でモデル校として選ばれた小学校を訪問しました。14名の先生がいます。以前は出来ない子どもであっても気に留めることなく授業を進めていましたが、今はよく子どもを見るようになったと言います。休んでいる子どもにも家庭訪問をするようにしています。このように先生たちの意識も変わり、子どもたちが学校を好きになるための工夫をします。親たちも学校に対して協力的になったそうです。他に英語教師を配置し成績のレベルアップを図ります。
職員室の一角には図書コーナーがあり、自由に子どもたちが出入りし横になりながら本を見ます。
昼休みは1時間半あり、家が近い子どもは家庭に戻って食べることも許されています。
ここでの就学率はほぼ100%に近いそうです。山岳部にある学校とは様子も変わり内容も充実してきています。
■「僧侶による授業」中学校訪問
ビエンチャン市内にある中等科の授業を訪問しました。今回、新しい試みでスタートした授業の教師は僧侶です。ラオスは仏教国であり村に学校が無くてもお寺は必ずある、というほど僧侶の関わりが深くなっています。また、位のある僧侶は教育も受けており、人々から尊敬され、僧侶の言うことには耳を貸し従がいます。
ユニセフの者が直接講壇に立つことはなかなか許可が下りません。そのためユニセフの情報を僧侶に伝え「HIVエイズ」のファシリテーターを務めてもらっています。今回はHIVについて「性交渉による病気」はどのような態度から引き起こすか、具体的にグループごとに意見を出し合う授業を行っていました。