6月16日~17日「ユニセフ研修会」が行われ、北海道ユニセフ協会からも小原学習講師が参加しましたので、報告します。
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日本ユニセフ全国協定地域組織で講師として活動するメンバーの研修会が、東京のユニセフハウスで行われ参加させていただきました。
研修の内容は互いの活動の事例紹介がメインとなり、意見交換が行われます。
各地域の知恵と工夫がいっぱいです。互いに教えられたことを地域に持ち帰り、更に工夫を加えながら自分たちの視覚教材の一つとして完成させます。
今回は受けるだけでなく、提供する側としての役割が与えられました。私は「児童労働を体験」と称して「インドの紙袋つくり」のワークショップを紹介させていただきました。
一連の折り方をパワーポイントで説明。その後は皆さんにも袋作りにチャレンジ。
3分間で何枚完成できるのか。ゆっくり丁寧では枚数をこなせない。急いでは雑な仕上がりで没となる。と説明しながら、完成したものを更にチェック。売り物になるかどうかふるいにかけるという具合に進めます。
実際にインドの子どもたちは100枚単位で売り買いされるためどれ程の時間をか
更には袋を作るために「紙」「糊」を買わなければならないことも忘れてはならないこと。など、話し方や取り組み方の工夫次第で学校だけでなく大人の集会でも使える、と好評をいただきました。
他の地域組織で印象に残ったのは、特別支援学校での出前授業や盲学校での「点字本」や「さわれる絵本」の展示依頼を通して市内の点訳ボランティアの方々と協力関係を作り、ユニセフ手帳を点字で作成されるまでの報告には圧倒されました。
とても真似はできませんが、札幌でもその様な活動をされている方たちとの接点が持てるようアンテナを張り、すべての子どもが等しく権利を享受できるよう活動していきたいと思わされました。