長年フィリピンで支援活動を続けているユニセフは、災害発生直後から緊急支援活動を開始しました。備蓄していた水と衛生キット、医薬品、栄養補助食などの支援物資を現地に届け、給水施設や衛生設備の復旧に取り組むなど、保健、栄養、水と衛生、教育、子どもの保護の分野で懸命な活動を続けています。
■ ユニセフの主な緊急支援活動
- ユニセフは、災害直後から水道設備の復旧、浄水剤や貯水容器の配布、トイレの設置にあたっています。
- 感染症を予防するため、避難所で子どもたちにはしかとポリオの予防接種を、また免疫力を高めるビタミンA補給を行っています。ワクチンを低温に保ち保管するための"コールドチェーン"の再建も進められています。
- 栄養不良の治療のための物資の調達を実施し、巡回チームが栄養不良児の発見、重度の急性栄養不良の子どもの治療にあたっています。また、妊産婦や授乳中の母親にサポートとカウンセリングを行いました。
- 被災地では90%の校舎(3,232校)が被害を受けたため、仮設の学習スペース設置や子どもと教員の心理社会ケアの提供を行っています。また教育省と共に「バック・トゥ・スクール(学校に戻ろう)キャンペーン」の計画づくりを進めています。
- 家族や保護者とはぐれてしまった子どもたちを発見・保護し、家族との再会などの支援につなげるため、携帯電話を使った「Rapid FTR(家族追跡・再会システム)」の運用を開始。加えて、女性と子どもの保護にあたる関係者(警察官、自治体の社会福祉担当者)に研修を実施しています。
フィリピン台風緊急募金
郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「フィリピン台風」と明記願います。 *窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
三井住友銀行:緊急募金受付口座を開設しています。
(手数料減免。詳しくはこちらから)