シリア危機の勃発から2年。暴力の連鎖と大規模な人口の移動、インフラの損壊、必要不可欠な社会サービスの欠如が、全ての年齢層の子どもの生活を脅かし続けていいます。
シリア国内の紛争地域の多くの子どもたちが、過去も将来の見通しも見失うような体験をし、『ロスト・ジェネレーション(失われた世代)』となってしまう危険が高まっています。
ユニセフの支援活動(2013年4月18日付けシリア危機報告書より)
<保健と栄養>
◆ シリア国内
- 紛争の影響を受けたコミュニティの子どもと母親のための適切な研修と物資の配布、基礎保健ケアへのアクセスの改善
 - はしかとポリオの予防接種と定期予防接種普及率向上のための支援
 - 特に子どもと母親のための保健センターのサービスの再開支援 
(15.88万米ドル要請 86%不足)
 
◆ シリア国外
- 子どもたちのために、基礎レベルを含む質の高い保健サービスの確保
 - 子どもと女性の栄養状況を改善させ、栄養不良の予防と治療を実施するため、総合的な栄養支援をプライマリ・ヘルスケア(地域の診療所等)へ導入 
(6.29万米ドル要請:43%不足)
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<教育>
 
◆ シリア国内
- 初等・中等教育の再開と教員研修の支援
 - 特に紛争の影響を受けた国内避難民の子どもと若者を最優先に、全ての子どもたちが教育を受けられるよう支援 
(20.05万米ドル要請:76%不足)
 
◆ シリア国外
- 難民の子どもたちのために、質の高い保護された環境が整備された教育へのアクセスの確保
 - 就学前児童、障がいのある子どもに合わせた教育の提供
 - 個々のニーズに対応し、効果的な照会メカニズムの整備 
(40.85万米ドル要請:67%不足)
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<水と衛生>
 - ◆ シリア国内
 - 清潔な飲料水、支援物資、衛生キット、トイレへのアクセスの確保
 - コミュニティの水システムの修繕 
(22.5万米ドル要請:65%不足)
 - ◆ シリア国外
 - シリア難民のために、十分な飲料水の確保。安全で清潔な衛生設備の設置
 - 受け入れているコミュニティのために、水と衛生サービスの拡大とアクセスの改善
 - 学校での水と衛生設備の修繕。男女別のトイレの設置。難民キャンプに子どもに優しい空間と公共の場を設置
 - 水と衛生キャンペーンを実施し、水と衛生に関連する死亡と病気の割合を削減 
(44.46万米ドル要請:59%不足)
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<子どもの保護>
 
◆ シリア国内
- 子どもに優しい空間の設置
 - 心理社会的な支援の提供
 - レクリエーション活動、スポーツ、文化的な活動、ライフスキルの提供
 - 地雷教育の実施 
(8.82万米ドル要請:33%不足)
 
◆ シリア国外
- 安全で子どもに優しい勉強空間の提供。文化的かつ心理社会的な活動の実施
 - レクリエーション用の遊具の提供
 - 特別なニーズのある子どもを含む、カリキュラム外のスポーツやレクリエーション活動を若者に運営させるべく、シリアの若者を対象にした研修を実施
 - 地雷教育の実施
 - モニタリングと評価 
(26.67万米ドル要請:56%不足)
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シリア緊急募金
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郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会*通信欄に「シリア」と明記願います。
*送金手数料は免除されます。 - 
当協会への募金は寄付金控除の対象となります。
 








