【2012年6月】

まだまだ、支援例があります!!チェックしてよう!!

生存と発達

1円
(¢1)
ビタミンA欠乏症やはしかによる合併症を予防・治療するための、ビタミンAカプセル1錠
7円
(¢8.845)
急性の下痢による脱水症から子どもの命を守る経口補水塩1袋。安全な水と混ぜて使用する
48円
(¢60)
1錠で4~5リットルの水を浄化できる浄水剤50錠。これにより、子どもたちが安全に水を飲んだり、洗いものをすることができる
800円
($10)
マラリアを運ぶ蚊から家族を守るための、効果が長期間にわたって持続する殺虫剤処理をほどこした蚊帳2張。アフリカでは、マラリアにより30秒に1人の割合で子どもが命を落としている
20,000円
($250)
応急処置キット10キット。1キットの中に、切り傷、軽いやけど、目の感染症などの治療ができる包帯、テープ、手袋、はさみ、毛布、眼軟膏剤、消毒剤などが入っている
13万6,000円
($1,700)
特に緊急時下の妊産婦・新生児ケアを改善するための助産セット。セットには、50件の通常分娩に対応できる基本的な医薬品、消毒・殺菌機器、蘇生装置などが含まれる新生児の死亡は、5歳未満児の死亡数の37%を占める
152万円
($19,000)
緊急保健キット1キット。1キットの中に、緊急時に必要とされる医療用品・器具10,000人分(3ヵ月分)が入っている

HIV/エイズ

80円
($1)
HIV/エイズ簡易診断キット、1キット。生後18ヵ月以上の乳幼児からおとなまで使用可能
400円以下
(Less than $5)
生後18ヵ月未満の乳児1人のHIV/エイズ検査費用
2,400円~
8,000円
($30-100)
後発開発途上国において、HIV陽性のおとな、または子どもに行う抗レトロウィルス薬治療(第一次治療)の費用(使用される薬の種類や国によって、費用が変動する)

緊急事態における子どもの保護

240円
($3)
子どもを寒さから守る、大きめのフリース製毛布1枚
480円
($6)
10リットルの水を運搬・貯水することができる、折りたたみ式の貯水容器3つ
1,200円
($15)
緊急事態下の栄養不良の子どものために特別に開発された、高カロリービスケット20箱(包み)
4,800円
($60)
20平方メートルの防水シート4枚。数世帯分の簡易シェルターを設置したり、床の敷物に使用することができる
8,800円
($110)
家庭用水キット1キット。10世帯分の貯水容器、バケツ、石けんや浄水用錠剤などが入っている
16,800円
($210)
早期幼児開発キット。0~6歳の子どもの発達に合わせた37種類の教材や遊び道具が約50人分入っている
40,000円
($500)
レクリエーションキット4キット。1キットの中に、フリスビー、縄とびの縄、サッカーボール、バレーボール(とネット)、ハンドボール、笛、巻尺、小黒板とチョークなど、子ども270人分の運動用具や遊び道具が含まれている
※輸送や配布のための費用は含まれていません。

みなさまの募金が支えるユニセフの活動

 みなさまから寄せられた募金は、日本ユニセフ協会を通じて、ニューヨークのユニセフ本部に送金され、ユニセフの活動資金として大切に使われます。
ユニセフ本部は、各国の子どもの状況に応じてユニセフ現地事務所に予算を配分し、ユニセフ現地事務所は現地政府などと協力しながら、子どものためのさまざまな支援活動を行っています。

 ユニセフの特徴は、状況に応じて、地域に根ざした支援活動を行うことです。実際には、食料や支援物資をそのまま提供する活動は緊急事態を除いてそれほど多くなく、多少時間はかかっても、将来現地の人々が自分達の力で子どもたちを健康に育てていけるようにする"自立のための支援"に重点が置かれています。たとえば、保健や栄養の知識を普及する、教員や保健員などの人材を育てる、教育を普及する、エイズ予防や差別をなくすなどのさまざまな意識啓発活動等がこうした支援の例となります。

 支援の対象も、当の子どもたちだけではなく、子どもたちを育てる母親や将来母親となる女性、子どもたちが育つ家庭やコミュニティ、子どものための政策や活動を立案する各種政府組織など、子どもに関わる多くの人々が含まれており、活動は広範囲にわたっています。

そうしたユニセフの活動の中で、みなさまから寄せられる募金は、たとえば、次のようなものにも使われています。

1円の募金でもビタミンA欠乏症やはしかによる合併症を予防・治療するための、ビタミンAカプセル1錠を子どもに提供することができます。下の表で支援例をチェックしてみよう!!

2012年5月現在の価格
1米ドル=80円で計算(小数点以下切り上げ)

女子教育

80円
($1)
子ども2人分のえんぴつとノート(1人分=えんぴつ1本、ノート1冊)
800円
($10)
子ども10人分のスケッチブックとクレヨンセット(8色入り)
1,600円
($20)
縄とびの縄、60本(女の子の運動を促進する支援物資)
8,000円
($100)
バレーボール10個とバレーボール用ネット10枚。(子どもたちが仲間と協力し合うチーム・スポーツを経験できるようにする支援物資)
4,800円
($60)
「スクール・イン・ア・バッグ」1セットバッグ、鉛筆、消しゴム、ノート、定規、鉛筆削り、色鉛筆、教師用の教材など、先生1人分と生徒40人分の基本的な学習資材が入っているセット
16,000円
($200)
新「スクール・イン・ア・ボックス」1セット
主に緊急事態下で使用される教材セット。生徒40人分の鉛筆、消しゴム、ノート、はさみ、バッグなどと教員のための資材の他、子どもたちが外の世界と触れることができるよう新しくぜんまい式の太陽電池式ラジオも入っている。セットは鍵付きのメタルボックスの中に入っていて、蓋はペンキを塗ると黒板として使用できる

予防接種

12円
(¢15)
ポリオ経口ワクチン1回分
240円
($3)
使い捨ての注射器(5ml)、50本。これにより、50人の子どもたちが安全な器材で予防接種を受けられる

1,200円
($15)
ワクチン用保冷箱1個(2リットル)。これにより、保健員がワクチンを各地域にいる子どもたちに届けるにあたり、熱に弱いワクチンを一定の温度に保った状態で運搬できる。または、使用済みの予防接種用注射器と注射針を安全に廃棄するための箱、25個
11,520円
($144)
開発途上国の子どもの命を奪う主な病気の1つ、はしかから子どもを守るための予防接種用ワクチン600回分
37万6,000円
($4,700)
電気がまったく、もしくは安定的に供給されていない地域で予防接種用ワクチンを保管するために使用される太陽光発電の冷蔵庫1台
157万6,000円
($19,700)
予防接種用ワクチンを一定の温度で保存するための、人が立ち入れるほどの大きさの保冷室(10立方メートル)。ワクチンを低温に保ちながら運搬する過程では必須の施設

生まれてから24時間も生きられない子ども、年間約150万人

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(c) UNICEF/INDA2010-00607/Pirozzi

全ての子どもが5歳の誕生日を迎えられるように―これは、世界中の人々の願いです。
しかし、5歳の誕生日はおろか、わずか24時間も生きられない赤ちゃんが年間約150万人もいること、ご存知ですか?

お腹の中で大切に育ててきた赤ちゃんが生まれてすぐに命を落としてしまう、家族の悲しみは想像を絶します。この背景にあるのは、出産前後の劣悪な環境です。

外界への抵抗力をほとんど持たずに生まれてくる新生児。特に開発途上国では、母親のおなかにいる間に十分な栄養がとれなかったり、きれいな水がないなど不衛生な環境で生まれることが多く、低体温やちっ息、感染症などで命を落とすリスクが何倍にも高まります。

新生児の命を守るには、出産前後の継続的な支援が必要です。
このたび、小さな命が失われる原因、そして命を守るユニセフの取り組みについてご紹介する特集サイトをアップしました。ぜひ、アクセスいただき、みなさまのあたたかいお力添えをいただければ幸いです。

アドレス:http://www.unicef.or.jp/special/12sum/

アフリカ干ばつ緊急募金 第73報
チャド:緊急かつ長期的視野に立った支援

【2012年6月4日 チャド発】

© UNICEF video
チャド西部カネム地域のノコウ病院に入院している生後8ヵ月のエレタちゃんの体重はわずか2.6キロ。雨不足は、サヘル地域一帯に及ぶ。チャドは、母乳育児を実践する割合が世界で最も低い国のひとつ。

「上の子どもたちは、生まれて8ヵ月後には歩くことができましたが、エレタは違うんです」 エレタちゃんの母親のザイナボウ・ママタヤさんは、こう話しました。チャド西部カネム地域のノコウ病院に入院している生後8ヵ月のエレタちゃんの体重は、2.6キロしかありません(注:日本では、7~10kg程度)。

カネムは、アフリカのサヘル地帯を襲う食糧危機と栄養危機に苦しめられている地域のひとつです。雨不足と農作物の不作の影響で、チャドの人々の間に広まる深刻な栄養不良は、今年初めから、更に深刻化し続けています。

こうした状況に苦しめられているのは、エレタちゃんだけではありません。何千人もの子どもたちがエレタちゃんと同じような状況に置かれているのです。ユニセフは、(このままの状況が続けば)今年、チャドだけで、12万7,000人の子どもたちが重度の急性栄養不良に陥るものと見込んでいます。このため、ユニセフは、この地域の病院や保健センターへの支援を拡大。栄養不良の子どもたちのために治療用の支援物資を提供しています。

病院に入院してから2週間。エレタちゃんは回復に向かっていました。体重も500グラム増加。「今は、エレタにミルクを与えると、普通に飲んでくれます。体重も増えましたし、回復していることがよく分かります。もうかつての(深刻な)状況は脱しました」(ママタヤさん)

子どもたちを守る母乳育児

© UNICEF video
チャドの母親たちに母乳育児の恩恵について説明する地域の保健推進員。

ユニセフは、栄養不良の根本原因に対処するため、予防策の普及にも力を注いでいます。「チャドの人々は、(普段から)バランスの良い食事を取っていません。主に食べているのはシリアル(穀類)です。(多くの)お母さん方は、完全母乳育児という発想はないと思います・・・」ユニセフ・チャド事務所のロジャー・ドディノウ栄養担当官はこう話します。

チャドは、母乳育児が実践される割合が世界で最も低い国の一つで、その割合は100人中わずか3人。一方、5歳未満の子どもの死亡数のおよそ13パーセントは、母乳育児の実践で予防することができるとされています。また、チャドの多くの子どもたちが、下痢性疾患や他の病気を引き起こす原因にもなり得る不衛生な水を利用せざるを得ない状況に置かれています。

「出産直後、生まれた子どもには、(母乳ではなく)水や、少量のキビ(雑穀)を煮込み、油を足した白湯を与え始めました」「これが祖母から続く伝統的な方法でしたから。本当に、理由なんて分かりません」ママタヤさんは、こう語ります。

健やかな成長のために

ユニセフは、パートナー団体の国際NGOと密接に協力して、各地の農村で、母乳育児の普及のため、その恩恵について村人たちが話し合える場づくりの支援もしています。村人自身が進行役を務めるこうした集会では、母乳育児を実践している母親たちが、自らの経験を、他の女性たちに伝えています。

「(確立された)理論があるならば、それは、実践されなければなりません」 この村の中で行われている様々な保健分野の活動をまとめているアチャタ・マハット・セレーさんはこう話します。

「村人が持つ信念や伝統的な慣習を変えるには、時間がかかります。そうした問題を解決するためには、村人の生活を改善させるための計画に基づいた活動が必要です。そうした活動の第一段階は、村人自身が必要な技術を向上させられるようにすること。そして、村人が、自らの食生活(食事内容)を改善できるよう、社会的な体制を整えることが求められます」(ディノウ栄養担当官)

チャドをはじめとするサヘル地域を襲っている栄養不良危機には、いくつかの根本原因があります。また、子どもたちの間に広がる栄養不良を削減する方法も数多くあります。現在、食糧危機に直面している中で、目の前の子どもたちの命を救うことが最優先事項であることは言うまでもありません。しかし、社会開発を視野に入れた長期的戦略も不可欠です。そうした戦略が、これから先、長期にわたって、子どもたちの命を守り続けられる環境をつくることに繋がるのです。

**************

◇ 募金のお願い ◇

 公益財団法人 日本ユニセフ協会では、ソマリアとその周辺国を含む「アフリカの角」地域と、アフリカ中・西部に位置するサヘル地域の子どもに対してユニセフが行う緊急援助を支援する『アフリカ干ばつ緊急募金』の受付を行っています。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。


アフリカ干ばつ緊急募金
郵便局(ゆうちょ銀行)
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「アフリカ干ばつ」と明記願います。
*送金手数料は免除されます。
クレジットカードで募金
インターネットバンキング
コンビニエンスストアから募金する
*当協会への募金は寄付金控除の対象となります。

なお、当緊急・復興支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合、現在行われている他の緊急・復興支援に活用させていただくことがありますので、ご了承願います。

Scan0015.jpg今回のラブウォークの様子が、北海道文化放送で6月24日夕方に放映されました!!また、6月25日の北海道新聞に上記の記事が掲載されました!!

 

 

また、今回のイベントには、ボーイスカウトのみなさんにも参加していただきました!写真ではユニセフを知るコーナ-の問題の説明を一生懸命してくれてます(^-^)

DSC03766.jpg

 

そして忘れてはならない、札大Uネットのみなさん!!

DSC03701.jpg DSC03796.jpg

DSC03712.jpg各コーナーで、一生懸命手伝ってくれました!!

最後にこのイベントにたずさわってくれたみなさんと♪

DSC03848.jpg

多くの方に支援していただき、イベントを実行することができました。そして何より参加してくれたみなさま!本当にありがとうございました。みなさんの想いは、必ず世界の子どもたちに届くでしょう!!

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